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BASSO memo

ブログ兼備忘録としてのメモ帳みたいなものです

超個人的レビュー『kicks』

ようやく折り返し地点。
5枚目のアルバムのレビューであります。

とは言え、逆を言えば、
今回を含んで残り3回を数えるのみという事です。

そう思うと少し早い季節の変わり目のような気分にさせられます。
外は、春一番が吹いたそうですね。

風が強い云々よりも、花粉がひどいかったようです。
花粉症の方々は、お疲れ様です。


そんな訳でありまして、
超個人的レビュー、
佳境の後半戦に入る訳です。

※あくまで個人の感想であり、
楽曲の質を実証するものではありません。

では、





kicks

98.3.25リリースのASKAさん5作目のソロアルバム。

前項でも書いたように、
前作のアルバムと、それに伴うコンサートツアーの後、

CHAGE&ASKAとして活動する予定だったものを、
一度白紙に戻し、

再度、ソロとしての活動を模索する中で発表された作品。

『ONE』のちょうど1年後に発売されるという、
極めて短い時間で制作されたが、
完成した作品は、その制作期間の短さに反比例するかの様に、
極めて高い作家性を表現、

同業者の中でも、
ASKAさんの作品の中でもこの1枚が一番好きなアルバムと推すミュージシャンも少なくない。

事実、この作品は従来のASKA作品の中でも、特異な位置付けをされており、

CHAGE&ASKAASKAではなく、

一人のミュージシャン、ASKAとしての印象を強く訴えるものとなっている。

その反面、今までのイメージを覆す強烈なアイテムだった為、
今でこそ、慣れ親しまれているが、

リリース当時は、賛否両論で、
ファンの中で混乱と物議を醸し出した。


この作品の特異な点として顕著なのは『コンセプト』

元来、『ASKA』という作家は時代性に囚われず、その時に良いと思う楽曲を発表するミュージシャンとして認知されていた。

だが、この作品では敢えてその時代性を取り込み、作品全体に漂う空気感にも統一性を持たせている。

コラージュを主としたアルバムのアートワークにもその意図が見てとれる。

そのコンセプトとは、

『ロックとクラブミュージックの融合』

ASKAさん特有のメロディーと歌詞のセンスに、
楽曲のエッセンスとしてUKハウスを中心としたダンスミュージックのリズム感を抽出し、
オリジナルのものとして、昇華している。


ミクスチャーロックと日本で呼ばれるようになるコンセプトに非常に近い思考である。

だが、このミクスチャーロックがメインストリームで扱われる様になるには、
この後、更に数年の時を待たなければならない。

そんなASKAさんの早すぎる先見性も垣間見れる1枚。


♯1 No Way

アルバムの雰囲気の違いを、
あきらかに一発で理解させるような意志を感じる楽曲。

歌詞にも明確な違いを見せていて、
今までは強めの歌詞でも比較的ピースフルな事が多かったが、

今作は、今までは隠れていたかの様に、
攻撃的、退廃的、そして淫靡な歌詞が、
比喩表現上ではあるが、ダイレクトに描かれている事が多い。

この曲でも、


こんな夜景にナパームをぶち込むような
画面を浮かべた


女は生まれたばかりの姿で
絡む蔓になって
乾いた場所を避けて延びつづける


と、なかなかダイレクト。
これまでにも近しいニュアンスはあったが、楽曲のテイストも相まって、
より直接肌に触られているような感触で聴こえてくる。


♯2 Girl

98.3.11リリースの先行シングル。

流麗なガットギターの音色が印象的かつ美しい。

のだが!!
(↑このノリは久しぶりな気がする…笑)

僕のこの作品の印象は、
僕のバンド時代、最初期のボーカル(当時、僕はベーシスト)によって、
偏ったイメージを植え付けられる事になる。

鬼平犯科帳

「っぽくね?」
とは、件のボーカルの言。

「はっはっは、んな訳あるかい」
とは、ベーシスト(僕)の言。

じゃあ、聴いてみようと、

当時はYoutubeも普及していなかった時代。

わざわざCDを(中古でしたが)購入して、メンバー宅にて試聴しました。

「………。ほんまや!!」

と、明石家さんまさんの鉄板ノリツッコミの如く(僕が本当に当時そんな喋り方をしたかは、さておき)
僕は驚愕した訳でありました。

いや、部分的なテイストですけどね、
ASKAさんが『鬼平犯科帳』を意識したとは到底思えませんので(笑)

ちなみその曲はエンディングテーマです。
ジプシーキングスのインスピレーションという曲ですので、

ご興味を持たれた方はお聴き下さい。


♯3 NOW

ロックです。
とてもとても、ロックです。

過去、CHAGE&ASKAも含むASKAさんの作品の中で、
ここまでストレートにロックを表現した楽曲は記憶にありません。

ですが、そんなロックな楽曲が、
このアルバムには他にもあります。

引き出しの多さにびっくりさせられますが、
歌詞もびっくりさせられます。

特に2コーラス目の後、Dメロ。


真夏の海洋で 虹の恐竜を
生け捕るんじゃないんだ


もうね、
びっくりし過ぎてよくわかりません(笑)

ビジョンは言われりゃボンヤリわかりますが、
その発想がもう…、
おcrazy過ぎて(笑)

この楽曲、カッコいいです。


♯4 In My Circle

独創的な楽曲が並ぶこのアルバムにあって、
この音は、今までのASKAの楽曲に近い肌触りで、
聴きやすい曲ではないでしょうか?

どこか牧歌的な、のどかな印象ですが、
内省的な歌詞が、ASKAさんの一人の男としての、
素の表情を見せてるようで、
ハッとさせられる瞬間が多いのも、
このアルバムの特徴の様な気がします。


♯5 遊星

子守唄にも使えそうな気がするオケですが、

どっこい、どこまでも伸びる主張の強いASKAさんのボーカルが気になって眠れません。

とてもキレイな楽曲ですが、
やはり内省的な歌詞が目立ちます。

と言うか、この『kicks』というアルバム。
手放しにハッピーエンド、という曲は皆無だと思えます。

マイナー調に進んでいく曲で歌詞も少し寂しげですが、
ラストのストリングスアレンジもあるお陰で、
1曲聴いた後、ふんわりと幸福感に包まれる。

そんな不思議な曲です。


♯6 馬をおりた王様

王様です。
王様なんです。
Kingです。Princeではありません(笑)

『In My Circle』『遊星』
そしてこの、
『馬をおりた王様』
1セットでお聴きください。

魅力だらけのアルバムではありますが、
この3曲だけでも、
買う価値のあるアルバムだと思います。


♯7 同じ時代を

何回かこのレビューでも紹介しているムック『ぴあ&ASKA
ファンが選ぶ好きな曲の第3位にランクインした楽曲。

当時はわかる由もないですが、
今のASKAさんのブログに於けるキーワード、

『絆』

これを分かりやすい形で表現した曲ではないかな?と思います。

まぁ、歌詞の内容としては、『ASKAさんの曲を聴くリスナー』という括りではなく、
もっと世界規模としての話だとは思いますが、

『はじまりはいつも雨』みたいにCHAGE&ASKAでライブで演ったら面白そうだなぁ、
なんて考えもします。

『NO PAIN NO GAIN』みたいな感じになりそうです。


♯8 Tattoo

帰ってきたロック野郎(笑)

徹底的にエロスです。
CHAGE&ASKAの『HOTEL』越えです。

プレイ嗜好の生々しさで、
乙女は鼻血ものです(笑)

歌詞の文字量(そんなもの基準にはなりませんが)は、さして多くないのですが、

情報の少なさに対しての密度がすごいです。


口には出せないことしよう


………、
一体どんなことですか!?(笑)

毛布代わりに女性を抱いたことも無ければ、
『YES』と言いそうな女がいた経験もありません。

もっぱら土下座してお願いしてます(笑)
嘘です。

ミュージシャンて、やっぱりモテます。

さぁ、今年は真面目に音楽やろっかなぁ~♪(笑)


♯9 Kicks Street

アルバムのタイトルを冠する楽曲でありながら、
恐らく、アルバムで一番異質な曲。

タイトル曲なのに、アルバム収録を議論しちゃうくらい(笑)

ひたすらブルージーな枯れた雰囲気が、
場末のバーみたいで、
「マスター、バーボン1つ」とか、
言っちゃいそうな気がします。
で、僕はそれやったら1杯で、
逝っちゃいそうな気がします。

余談でした。

世界観こそ複雑ですが、
単純にASKAさんのボーカルバリエーションも楽しめるアルバムとしては、
とても振り幅がでかいアルバムだと思います。

教科書にはなりません。
この人を真似出来る人は少ないでしょうから。


♯10 花は咲いたか

『Girl』のカップリング。
主人公が友人に向けた応援歌という事だが、

歌詞の内容のせいもあって、
友人とは、CHAGEさんの事じゃないか?
と言うファンが続出した楽曲。

後に正式にASKAが否定しているがファンは諦めきれない様子。

でも、そうすると、
この主人公は、かなり意地が悪いが、
いいのだろうか?


『花は咲いたか』?

と、質問しているのに、
『大したことはない 朝がくりゃ おはようだ』

なんて、失敗する前提でフォローまで用意してる。


と、言う穿った見方をする、
僕みたいな天の邪鬼は少数でしょうから、
気にしないでいきましょう(笑)

でも、今回レビューするに当たって、
歌詞を見直しましたが、

やっぱりCHAGEさんの事って思いますよねぇ(笑)





と言う訳で、

アルバム『kicks』ですが、
やはり一つ抜けて毛色が違う気がします。

元々、アルバム毎に違う色を出すミュージシャンだとは思いますが、

このアルバムが、ある意味一番、
素のASKAさん。
リミッターが無いASKAさんなのではないかとお思います。
多分、一番振り切った感のあるアルバムなのではないでしょうか?


この後、ASKAさんの作品性は、
この『kicks』の様な独創的な部分も含みながら、
大衆性も意識する楽曲を制作し、

その様は昔気質の職人よろしく、

1曲1曲が冗談抜きで、
伝統工芸品の様なクオリティーを出してくる事になります。

次項は久しぶりにリリースされる『SCENE』シリーズ、
『SCENE Ⅲ』を聴いてみましょう。







































♯11

90年代後期、世界中の音楽業界で何故か、
CDアルバムの隠しトラックが爆発的に流行した時期があり、

なんと、この『kicks』もご多分に漏れず隠しトラックが採用されています。

このレビューは、そのオマージュです(笑)

ですが、はじめて聴いたそれは僕にはあまり馴染まないものでした。

『Girl』のインストゥルメンタルを基調とした楽曲なのですが、

何せサンプリングの嵐、嵐、嵐。

僕が今までに持ってたASKAさんの音楽性の像には、
今イチ、この楽曲のピントが合わなかったのです。

数年経って、意識的に聴いたら、
とてつもなくカッコ良かったです(笑)


コンセプトである。
『ロックとクラブミュージックの融合』

これは、
実はこの楽曲が、一番端的にこのコンセプトを表現しているんじゃないかと思います。

このトラックありきで、
『kicks』は1枚のアルバムとしての精度を、
より高めたのではないかと思う楽曲です。


では改めて、
次項、
『SCENE Ⅲ』を聴いてみましょう。

横浜駅SF

今日はレビューはお休みです。

ちょっと午前中を使って読みたい本があるのです。



横浜駅SF』作者 柞刈 湯葉

タイトルを見て、気にはなっていたんですが、
先日、店頭で見つけたので買ってみました。

SFと名乗ってますが、
多分、Science Fiction(サイエンスフィクション)
じゃなくて、

ドラえもんの作者、
藤子・F・不二雄さんの提唱した、
SF(少し不思議)

の、方なんじゃないか、
という気がしてます。

以下、背表紙のあらすじ。




改築工事を繰り返す〈横浜駅〉が、ついに自己増殖を開始。
それから数百年━━JR北日本・JR福岡2社が独自技術で防衛戦を続けるものの、日本の本州は99%が横浜駅化した。

脳に埋め込まれたSuicaで人間が管理されるエキナカ社会。
その外側で暮らす非Suica住民のヒロトは、駅への反逆で追放された男から『18きっぷ』と、ある使命を託された。

はたして、横浜駅には何があるのか。
人類の未来を懸けた、横浜駅構内5日間400キロの旅がはじまる━━。





馬鹿でしょ!?(笑)

ちょっと読みたくなりませんか?

超個人的レビュー『ONE』

昨日は、レビューを投稿をした直後に、
力尽きると言う経験をしました(笑)

本当に直後。
記事の『公開する』のボタンを押して、
次の瞬間からの記憶がありません。

まぁ、ただの寝不足ですので、
問題はありませんが、

しかし、時間にして約5分後。
一本の電話。



『保育園にお迎え行ってくれる?』



僕の『DAY OF DREAM』は近いでしょうか?(笑)
まぁ、迎えに行きますけどね。

そうこうして、
夜は、グデングデンの状態で子供を寝かしつけて、
僕もそのまま寝落ちしましたが、

振り返ると、昨日は40時間弱、
ほぼ起きっぱなしだった事に気づきました。

もう若くないのにねぇ(笑)


そんなリフレッシュ不健康父ちゃんが送る超個人的レビュー4投稿目。

巻き巻きで行きましょう。

※あくまで個人の感想であり、
作品の質を実証するものではありません。

では、





ONE

97.3.12リリースのソロアルバム4作目。

今作は、ASKAさんが渡英、
現地に長期滞在しながら作成された。

作品を通して一貫したプロデューサーを措かず、
ASKAさん本人がセレクトした、
プロデューサー三人との作業の中で作られている。

これは、たまに見受けられるパターンの作成方法で、
有名なところでは近年、
ASKAさんが敬愛するアーティスト、
ポール・マッカートニーさんの最新のアルバム『NEW』の中でも、その方法が採られている。

歌詞の面でも『広さ』と言うより『深さ』を増した感があり、
内省的なASKAさん自身の独白のような曲も目立つようになった。

サウンド面では、ライブを想定して楽曲が作られたのか、
アップテンポの曲にしても、
よりライブ映えのする構成の曲が増えた。

事実その後、
意外にも初となる、
ASKAさんのソロコンサート、
ASKA CONCERT TOUR ID』が開催されており、
今作を中心とした構成でソロコンサートデビューを飾った。

ちょっと自慢だが、
僕も、そのコンサート初日、
何とか追加の立ち見で潜り込んでいる。

本当にただの自慢(笑)


♯1 風の引力

後述のシングル『ID』のカップリング。

心地よいアコギと、クリーントーンエレキギターのアンサンブルではじまる優しい音色の楽曲。

惚れている『君の言葉』に、
惹かれる事を『引力』と表現する、
ASKAさん王道の歌詞。

聴いてるだけで幸せな気分になるだけではなく、
景色も同様に、
『視えた』気にさせる言葉使いが、

以前より高度に、鮮明に、
伝える力を増した。
と感じた楽曲。


普通のレビューっぽくて、
なんかつまらない(笑)


♯2 ONE

アルバムリリース後の、
97.4.28に、シングルカットされている。

シングルのジャケット写真は、
滞在していたイギリスでの一コマ。

楽曲としては、

パンパラルラッパッパラーン
パンパラルラ

です。


♯3 草原にソファを置いて

アルバムリリースの前の年、
フジテレビの『夜のヒットスタジオ』の特番で初披露された楽曲。

リップサービスで「ここだけの披露」
と言う説明を受けた、
メイン司会の明石家さんまさんが、

「ひょっとしたら、ここだけの披露で、
発表されへん事もあるかもわからんしやな~…」

と言ってるのを聞いて、

僕が、
『そんな事あるわけないじゃん。
何を言ってるんだろう?この人は?』
と、淡々とテレビに向かって、
独り言を言っていたりする、
ちょっと痛い人だった事を思い出しました(笑)

でも、楽曲を聴いて、
これはシングルになるのかな?
と思っていたので、
その予想は外れました。

僕はときどき寂しかったけど
ああ 大人になるともっともっと寂しかった

当時より更に大人になったASKAさんは、
今、どんな想いなのでしょう?


♯4 バーガーショップで逢いましょう

『夢で』とか『有楽町で』ではなく『バーガーショップで』逢うというチョイスが、
さすがのASKAさんだと思います。

いわゆる『芸能人の隠れた恋愛』みたいなテーマの楽曲だと思うんですけど、

一時期、僕周りのCHAGE&ASKAフリーク達は、

「じゃあ、どこのバーガーショップがいい?」
談義をしていた記憶があります。

マクドナルド』…、と言うよりは、
バーガーキング』や『ウェンディーズ』の雰囲気が似合いそうです。

音も50's~60'sのアメリカンポップスの意匠が強く。
ジェリー・リー・ルイスさんの『火の玉ロック』の様です。

ライブ向きの楽曲である為、
ファン人気も高く、

コンサートで披露される時は、
1コーラス後の間奏で、
ご当地でデートしてる体で観光名所をアドリブで言っていました。

例えば横浜なら…、
『みなとみらい辺りでね!』
『中華街辺りでね!』etc…。

さぁ、皆さん妄想タイムの始まりです。
地元の観光名所、
駅前のバーガーショップでASKAさんと待ち合わせしましょう♪(笑)


♯5 僕はすっかり

歯切れのよい前曲の終わりから、
間髪いれずにはじまるこの曲は、

やはりフェミニンな雰囲気の中で、
CHAGE&ASKAのアルバム、
『RED HILL』の中の『今夜ちょっとさ』にも通じる、
甘い感じの恋人同士のやり取りが垣間見えます。

歌詞の中の『キリンの首になって』
これは『首を長くして待つ』の、
ASKA独特の言い回しで、

コンサートに於けるASKAの鉄板コメント『待たせたねぇー』と相まって、

『キリンの首になって待つ』

と、一般の人間は一瞬「!?」となる、
不思議な造語としてファンの間では罷り通っている。


♯6 共謀者

世の中の全ての事象、
物事を進める中で、
関わり合いを持った仲間たちを、
総称の呼び方として『共謀者』としたそうです。

言葉のニュアンスとしてはネガティブな響きを含んでいますが、

ASKAさんが言うと、
少年ぽい『悪だくみ』の意味合いを強く感じ、
どこか憎めない感じに聞こえます。

広義的には、僕もあなたの『共謀者』でしょうか?

人生の内で出会える機会があれば聞いてみたいものです。


♯7 帰宅

誰にでもある『将来への不安』
それはASKAさんにとっても例外ではないそうで、

保証なんてものの無い漠然とした中での、
そこにある景色をメタファーとして、
歌詞に感情移入していく。

『風の引力』と同様に、
歌詞で描かれる風景だけで、
心情を引っ張り出すと言う作詞のセンスに、
びっくりした楽曲。

だって、
嬉しいとか、
悲しいとか、
好きだとか、
嫌いだとか、

一切、言ってないんですよこの曲。
ほぼ情景。

それでここまで表現出来るというのも、
ボーカリストとしての実力もあるかも知れませんが、
僕はこれは、歌詞の言葉選びの妙だと思います。

この人の言葉は本当に『言霊』なんだろうと感じた楽曲。


♯8 ブラックマーケット

一転、アップテンポの楽曲。
ここで言う『ブラックマーケット』は危険な匂いがする闇市のような場所ではなく、

当時で言ったら、
まだ、アイドルのメッカとしてのイメージがつく前の秋葉原のような感じ。

すごい話、秋葉原は点在する店舗をグルッと一巡すれば、
合法で高性能爆弾が作れてしまうくらいの場所だったりした訳でありまして、

まぁ、楽曲の中での話は、
そこまで物騒な感じではありませんが、

今で言ったら、
ネットオークションとか、
実はYoutubeだったり、

要は、場所と言うよりも、
そこにある日常生活上で、

当たり前にいる人が当たり前に、
罪の意識は一切なく自然に成り立っている、
『市場意識』の事を、
ブラックマーケットと読んでいるのではないか?

と、個人的には思うんですが…、
どうでしょうかね?
考えすぎ?


♯9 君が家に帰った時に

さて、問題曲(笑)

『君が死んでも 僕は生きるよ』
に、始まり、
『いつか君は 時計になって』

なんて歌詞が満載なものだから、
『君』は余命いくばくもない人だと、
勘違いする人が続出した楽曲(笑)

本当のところは、

『君』が入院してる間に、
見舞いに行く途中、
ペットショップで見掛けた、
『君』によく似た猫を飼ったので、
『君』が退院したら、
その猫を会わせたいな。

こういう内容だと思っていますが、

広瀬 すずさん辺りをヒロインに、
一本映画が撮れそうです(笑)

メロディーも今で言う、
キュンキュンしちゃう感じなので、
女性好感度高しです。

ですので……、
何故、そこからこっちに持ってった!?
と言う感じで、
アルバムは最後の曲を迎えます。


♯10 ID

97.2.5 リリースのシングル。

様々なタイプの楽曲が並ぶこのアルバムの中で、
特に異彩を放つ曲。

アルバムを通して人との繋がりが、
形を変えながら描かれた最後のテーマは、
『自分の存在』
ID=identification(アイデンティフィケイション)

この中では主人公は、主人公でありながらモブ(群集)にまで、
その存在を落とし込んでいます。

その中で狂言回しの『子供』の手にひかれて、
主人公は世の中を、
俯瞰の目で見るという構図で展開されていきます。

『草原にソファを置いて』でも言いましたが、
僕は、そちらがシングルになると踏んでいました。

多分、シングル候補のひとつではあったんじゃないか?
とは思うのですが、

実際、こちらの『ID』がシングルとなりました。
アーティスト性がより濃く出た選曲です。


今、思えばこの曲が分岐点だった様に思います。

CHAGE&ASKAASKAではなく、

ASKA

そして、このアルバムを機にASKAさんはより一層CHAGE&ASKAとは違う、

ASKA』を追及していくことになります。

このアルバムのツアー後に予定されていた、
CHAGE&ASKAの活動を一度白紙に戻して、

再度、ソロ活動の準備を進めていく事になります。




という訳で、
一気にシリアス展開でお送りしております、
レビュー4回目ですが、
いかがでしょうか?

冒頭でも書いた通り、
内省的な内容が多過ぎて、自分の事を書く余地が無い!!

まぁ、そういう意味では堅実にレビューなのかもしれませんが……。
(代わり映えしないので個性は薄れてしまう)


この後、ASKAさんは『ASKA』を模索するわけですが、

次の作品で、
ASKAさんは、ひとつの解を提示します。
恐らく、今現在(Too many people含め)もっとも独創的かつ異質な作品です。

僕の一番好きな一枚でもあります。


さて、次項
『kicks』を聴いてみましょう。

超個人的レビュー 『NEVER END』

レビュー更新を、
日数でアルバム発売日から逆算してみました。


うん。
ヤバくね?


さて、そんな訳で急ピッチ(笑)
特に誰も得はしないが箸休め程度になればいいな。

そんな勝手な超個人的レビュー第三回目。


今回の作品は、
レコード会社が今はもう無い、
懐かしの東芝EMIからリリースされたこの作品です。

※あくまで個人の感想であって、
作品の質を実証するものではありません。

さぁ、いきましょう。





NEVER END

95.2.27リリース。
前作『SCENE Ⅱ』から4年振りとなるASKAさんの3枚目となるアルバム。

今作品は以前の作品と比較して、
このアルバムの為のオリジナル楽曲が多く、

カヴァーも、
CHAGE&ASKAセルフカヴァーの『オンリーロンリー』、

他ミュージシャンからのカヴァーは、
沢田研二さんの『君をのせて』のみであり、

他ミュージシャンへ提供された楽曲も無い為、
(後に他ミュージシャンがカヴァーしたものはある)
より一層ASKA色が強まった感のある1枚。

バラード中心だった前作よりもバラエティに富んだものを意識的に作ったそうで、
アップテンポな楽曲も多い。

その多種多様な楽曲郡を形容するのに、
ASKAさんが使った表現が、

『ひとりチャゲアス

だった為、
当時は今で言う、かるい『炎上』騒ぎとなった。

本心とは違う意味が独り歩きしたとはいえ、
天然で発言した言葉で、
とんだ話ができあがるのは、
今も昔もそう変わらないようです(笑)

歌詞ブックレットではコンサート『史上最大の作戦』辺りから登場した、
あの時期のASKAのギターの代名詞、
YAMAHA VG Custom
いわゆるASKAモデルのバイオリンギターを拝む事が出来ます。

私事ではありますが、
このバイオリンギター…。

持ってます(笑)

ただ、ASKAさんのと違って、
YAMAHA VG Standard
ルックス以外は仕様が全くの別物と言う珍しい一品です(笑)

でも、作りはいいんですよ(フォロー)
以上、私事でした。

余談ですが某中古取扱い大手『BOOK・〇FF』(おっと、伏せ字になってない)にて、

この『NEVER END』を見掛けた事があるのですが、カタカナ表記であれば、
『ネバーエンド』
と書かれるハズなのですが…。

ネバーランド

………………。

これではカーク船長どころか、
フック船長まで出てきそうな勢いです。

さすが『B〇OK・OFF』
心がしんどいだけの事はあります。

お後がよろしいようで。


♯1 晴天を誉めるなら夕暮れを待て

95.1.1リリースのシングル。
本来なら諺の、
『晴天を誉めるには日没を待て』が、
ASKAさんの記憶違いで、
このタイトルになった話は有名ですが、

メロディー的には『日没』より『夕暮れ』の方が、
言葉が流れてくれるので、
結果、こちらで良かった気がします。

この楽曲が出た当時、
僕がCDを購入していたのは、
ありがとう大手チェーンなどはなく、
地元の小さな電器屋さん。

店内に飾ってあった、

『マジシャンASKAのハトポッポなポスター』

を、見つけた僕は親しかった店主のお婆ちゃんに、

「このポスターもらえないかな?」
と一言言うと、
「んあ?あぁ、いいよ」

ィィイエスッッッッ!!!
内心、渾身のガッツポーズを決める僕を見ながらお婆ちゃんはポスターを外してくれました。

「これじゃ持ち帰りにくいよねぇ」

ん?

お婆ちゃんはその場で、シワひとつない、
そのきれいなポスターを、

『A3用紙ぐらいに折り畳んで』

僕に渡してくれました。

……………。

今ではいい思い出です。


♯2 HELLO

当時、ASKAさんの後輩、
同郷の福岡から出てきたミュージシャン、
宇佐元 恭一さんがよくTV番組に出てました。

MUSIC STATION』に至っては、
1時間丸々CHAGE&ASKAスペシャルな日に、
何故か自分の楽曲を歌うという。

若干、バーター的な、
大人の事情な出演(笑)もありました。

この楽曲もコーラスで宇佐元さんが参加されてます。

ただ、声に特徴がありすぎて目立つ!!
気になる!!

終わり際のHELLOで特に確認することができますが…。

ま・いっか。

と言うのも、
この宇佐元 恭一さん。
『NEVER END』発売前に、
『UK1』と言うアルバムを発表されてまして、

ASKAさんがコーラスで参加(!!)されているのですが…。

コーラスとボーカル、
音量逆だったっけ?と言うくらい。

ASKAさん、メイン食い過ぎです!!

まぁ、『おあいこ』という事で、
いや、むしろ宇佐元さんの方が被害sy(強制終了)


♯3 NEVER END

「この楽曲はロスのケヴィン・ギルバートというミュージシャンとコラボレーションというのをして…」

コラボレーション?

初めてコラボレーションというものを知ったのはASKAさんからでした。

今となっては、
featuring
a.k.a
VS
With t (!?)

色んな形で共作が表現されてます。
素晴らしい事です。

でも、僕は大事な事に気づいていませんでした。
灯台もと暗し。
僕の大好きな共作。

『&』

ね。


♯4 you&me(ASKA黒田有紀)

いや、上手くまとめたんだから、
そこで『&』使っちゃダメでしょ!?

さて、この楽曲では、
この後4月にデビュー(ASKAプロデュース)が決定していた、
黒田 有紀さんとのデュエットを披露しています。

とてもストレートな歌い方をされる方で、
デビュー曲『風 吹いてる』でも、
そのボーカルを遺憾なく発揮しています。

少し、彼女の経歴を紹介します。

95年4月 デビュー。

95年7月 アルバムリリース。

95年12月 マキシシングルリリース。

96年 結婚を機に芸能界引退。


ッて、ぉおーーーーーい!!!

まぁ、
お幸せに…………。

ちなみに『風 吹いてる』のカップリングは、
ASKAさんのファンの間では有名な『cry』です。


♯5 I'm busy

歌詞に少し時代を感じてしまいます。

小さくたたんだペーパー

は、ケータイとなり、
スマホに変化しました。

ですがサラリーマンの方々が、
電車に揺られる風景は、
今もまだ健在のようです。

間奏のラップ調(?)の部分。
あそこは歌詞ブックレットの散文詩で内容を確認することができます。

が、リリース当時、
カラオケ機種が群雄割拠するバブリーな時代。

その中の機種のひとつ。

孫悟空

豪華絢爛にラップ部分の歌詞を壮大に間違えてます。

まだ、サービス提供してるのか存じ上げませんが、
もし機会があったらご確認下さい。


♯6 どうってことないさ

レビュー冒頭の『カーク船長』が出てくるのはこの楽曲です。

これは今も続いてるアメリカの映画(及びTVシリーズ)の、

スタートレック』(当時の邦題は『宇宙大作戦』)の登場人物です。
エンタープライズ』はその中に出てくる宇宙船の名称ですが、

僕が知っているのは、
その後のシリーズの『ピカード艦長』の時代の話なので、
残念ながら『カーク船長』がどのような方なのか存じ上げないのですが、

歌詞の中で、

『カーク船長どこへ』

と、歌っているので放浪癖でもある方なのでしょうかね?


♯7 next door

コード進行ハチャメチャでよくわかりません。
むしろキーすらよくわかりません。
転調多過ぎてよくわかりません。

でも、超名曲!!

以上!!(笑)


♯8 オンリーロンリー

前述の『晴天を誉めるなら夕暮れを待て』のカップリング。

CHAGE&ASKAの楽曲のセルフカヴァーで、
オリジナルは、85.2.25にシングルリリースされています。

オリジナルの、間奏がまんま1コーラス分ある部分に、
新規にメロディーと歌詞を加えた事によって、
主人公が、当時より大人になった印象を受けます。

別れによる『寂しさ』を優しく迎える感覚とは、
如何なるものなのか?

素朴ながらも暖かいメロディーが、
ゆっくり優しく包んでくれます。


♯9 はるかな国から

当時から今現在に至るまで、
事あるごとにニュースで取り上げられる、

『子供の自殺』

この当時は多分、それが報道にのり始めた最初の時期だったのではないかと思います。
(以前から発生はしていたのだろうが)

この楽曲では、そんな政治的な内容を、
ASKAならではの言葉のチョイスで紡いでいます。

決して深刻にならず、
日常の、
ごく当たり前の風景の中に落とし込んで、
答や結論を提示するのではなく、
あくまでリスナーの解釈に委ねる、

と、同時に、
ポップスとしての完成度を同居させるという、

何気なさそうな表情で、
実はとんでもなく難しい事をやっている。
クリエイターとしてのASKAの真骨頂の楽曲だと思うのです。


♯9 君をのせて

当然、スタジオジブリではありません。

オリジナルは沢田 研二さんの『君をのせて MY BOAT FOR YOU』

実は沢田 研二さんのソロデビュー第一作目の楽曲だそうですが、
発表当初、ご本人はあまりこの曲を好きではなかったようで、

プロモーションのTV出演以外、ライブですら歌わなかったそうです。

ですが、時が経ち心境の変化があったのか、
(ASKAのカヴァーの影響も絶対にあると思っているのだが)

この後の、96.9.19シングル『愛まで待てない』のカップリングとして再録しています。

ちなみにこのシングルのジャケットの沢田 研二さんは、

浅倉 大介さんほどのサイバーな衣装に身を包んでいます(笑)


♯11 月が近づけば少しはましだろう

ムック『ぴあ&ASKA』読者アンケートに於ける好きな楽曲の1位を獲得した、
堂々の代表曲。

思い通りにいかない時の挫折感を表現している楽曲ですが、

当時のASKAさんは、
今の僕と大体同じ年齢(むしろASKAさんの方が少し若い)です。
そんな年齢の男が味わった挫折とは、
どんなものだったのか?、

同じ天秤にかけるのもおこがましいですが、
僕には、そこまでの挫折の経験はないので、
これはもう、
ASKAさんだからこその、

背負う重圧、
孤独、
それに対してのカタルシス、

それらが混在した上での言葉なんだろう、
そういう風に解釈しています。

今聴くと、
また違った音が聴こえる気がします。



と、いう訳ですが、

長い!!
長いよ!!

本当に読みにくかったらごめんなさい。

言いたい事をコンパクトに纏められる文才がほしい。

そうASKAさんみたいな!!

天然で発言して、
しかも誤字da(強制終了)


冒頭にも書きましたが、
急ピッチで書かないと間に合わない。
(投稿を一気に書き上げるタイプの人間で良かった)

愛をくれたら頑張ります(笑)
嘘です。


では次項、
『ONE』を聴いてみましょう。

超個人的レビュー『SCENE Ⅱ』

本当はもう少し早く更新したかったんですけどねぇ。

仕事やら、友人の家の引っ越しの手伝いやら、
何やらで今に至ります。

さて、そんな訳でありまして、
レビュー第2弾。

『SCENE Ⅱ』であります。
前項があまりにも前置きが長かったので、

サクッと本題に入りましょう。

※あくまで個人の感想であり、
楽曲の質を実証するものではありません。

では、





SCENE Ⅱ

91.6.5リリースのオリジナルアルバムの2作目。

前作『SCENE』から3年を経て世に出た今作は、
ミリオンヒット作『はじまりはいつも雨』を含む全10曲から構成されており、

その後、発売されるCHAGE&ASKAの『SAY YES』の大ヒットを受け、さらに販売枚数を伸ばし、

結果、ASKAのミュージシャンとしての立ち位置を不動のものとした。


前作同様、10曲中5曲が他ミュージシャンへ提供された楽曲のセルフカヴァーであるが、

今作は前作と比べ、
男性目線で書かれた楽曲が目立つ為、
よりASKA本人のキャラクターに近い印象を受ける。


この作品の段階で、もう結構いい年齢の大人な筈だが、

歌詞ブックレットの中の、
真正面からの笑顔の写真が半端なく『無垢』な表情を見せ、

乙女のみならず、男ですら落とせそうな、
殺人級の攻撃力を持っている。


♯1 はじまりはいつも雨

91.3.6リリースの楽曲。
説明不用の紛れもなく代表作。

…の筈なのだが、
僕の場合は、少し苦い思い出の曲。

遡ること十数年前、
当時、僕が勤めていた会社での忘年会。
男だけの職場だったもので、
場所がいわゆるスナックで開かれ、

カラオケで聴こえてきたのがこの曲。
他の団体客のオッサンが歌っていたんですが、
まぁ、ひどい訳でありまして、
2コーラス目のAメロが1コーラス目と同じメロディーで歌われ、
音は外すわ、近くの関係ないオネーチャンにちょっかい出すわ。

お世辞程度の拍手で歌い終えた後、

偶然歌う順番が回ってきた
『イライラして若かった僕』は、
また『はじまりはいつも雨』を入れ、
バンドのボーカルの全身全霊全力で歌いきって、

拍手喝采をいただいたと…。

うん。
今思えば本当に若かった。
オッサンごめんね(笑)


♯2 けれど空は青 ~close your friend~

ムック『ぴあ&ASKA』に於ける、
ファンが選ぶ好きな曲のランキングで、
2位に選ばれた楽曲。

実際に歌ってみると恐ろしいほどの、
ASKAさんのポテンシャルを実感させられる曲。

オリジナルですでにトップクラスの難しさなのに、
後のコンサート、
ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008"SCENE"』
での同曲は、
そのハードルをさらに上げてくるという、
もはや僕には拷問じゃないか?
という完成度を誇っている。

僕は、いつもラストサビ前のDメロ『いつもの空~』の部分でチアノーゼに陥る。


♯3 Love is alive

当時は珍しかったASKAさんと女性のデュエット曲。
岩崎宏美さんも歌の上手いボーカリストとして定評があり、
優しい歌声だが、ピッチは正確に合わせてくる。

ASKAさんの場合、
この曲に限った話ではないが、
キーのレンジが広い為に、
キーを下げても、上げても逃げ場が無いほどに苦しくなる。


♯4 DAY OF DREAM

僕は思うに、
ASKAさんは歌詞の表現を抽象的に描くことで、
想像を相手に委ねるタイプの作詞家だと思っている。

が、テーマのせいか、
比較的現実的な表現がこの曲には多い気がする。
(それでもいわゆるASKA特有の言葉まわしは見つけられる)

名前は先に入れたよ
という表現が、
昔は感じなかった結婚した今、
かなり感触として、リアルだったりする。

ブルブルッ。


♯5 恋

日野 美歌 に提供された楽曲。
今、巷を賑わせている星野 源さんの楽曲と同名だが、
こちらの楽曲ではさすがに踊れない。

女性の恋の切なさを歌った曲というのはわかるんだけど、

僕の理解力の足らなさ故か、
この主人公の女性は一体どうしたいのだろう?
と、ちょっと考えてしまう。

乙女心を掴むには僕は修行が足りないようです。


♯6 都会の空

高橋 真梨子 に提供された楽曲。
曲も詞も、提供する以前からあったそうですが、
ASKAさんの歌声を通して、

この曲では聴いた事のない、
高橋 真梨子さんのシルエットが見え隠れするのは僕の気のせいでしょうか?

強いけれど寂しい、
そんな大人の女性が見えるのです。


♯7 風の住む街

中村 雅俊 に提供された楽曲。

『(100中の)75ネットリ』

音楽バラエティ番組『HEY HEY HEY』でASKAさんの歌唱法を単位化したCHAGEさんの評。
(正確には番組閲覧者の質問に答えた結果)

だが、この曲を歌っている中村 雅俊さんもなかなかの高得点のネットリである(笑)

『MUSIC FAIR』にて、同曲でASKAさんと共演されているのですが、
ラーメン二郎も真っ青な野菜増し増し、ニンニク増し増しなネットリでした。

ブレスケアは忘れずに…。


♯8 PLEASE

光GENJI に提供された楽曲。
この曲は珍しく、
僕がCHAGE&ASKAを知る前から知ってた楽曲。

ASKAさんのバージョンと聴き比べると、
光GENJIは少年ぽく(当時は実際に少年だったが)純粋な感じで表現されているのに対して、

ASKAさんは父性、と言うのだろうか。
包み込むような優しさを感じる。

どちらも聖歌のイメージだと思うのですが、
僕はASKAさんのバージョンがしっくりきました。


♯9 君が愛を語れ

牛若丸 三郎太 に提供された楽曲。
嘘です。
時任 三郎さんです。

前述の『はじまりはいつも雨』のカップリング。

この楽曲をBGMに時任さんがTV本体のCMをやっていた記憶があるのですが、
今、調べたところ日立の『革命児』と言うTVだそうです(すごい名前だ…)

そのCMで何故か暴れん坊将軍のように馬を駆ってる時任さんが異様に頭に焼き付いてまして、

名曲なのに、
名曲なのに、
今だに牛若丸 三郎太が出てくるのです。

余談ですが、時任さんの『君が愛を語れ』ですが、
カップリングはCHAGEさんの『Reason』です。
(表記は『REASON』)


♯10 止まった時計

薬師丸 ひろ子 に提供された楽曲。
過去の恋愛を女性目線で振り返った曲なのですが、
この曲の主人公の女性の語る『あなた』

僕、この『あなた』はASKAさん自身なんじゃないか?
なんて、思うんです。

基本、作品の登場人物と、
本人は別物と思う人なので、
安直にコメントするコメンテーターみたいで嫌なのですが、

ただ作品はゴーストライターが作ったものでもない限り、
どこかに自己投影される部分があり、
そして、それは自分の発想を越えることは決してないものと言うのも事実だと思っています。
(作品の質の話で感想のことではない)

そう考えれば、この曲はASKAさんにとって比較的私小説的な部分があるんじゃないか?

と思ってしまう。

同時に主人公の女性も多分、
ASKAさんの心の声なんじゃないかなと思います。

そう考えれば、また別の角度からの楽曲の良さが見えてきませんか?

ASKAさん自身、
この曲はとても好きなようで、

後に発表される『ASKA the BEST Selection 1988-1998』の中でも、

ニューバージョンとして、
アルバムの最後を飾っています。



いかがでしたでしょう?

基準が僕自身になってしまうので『いかが』もナニもないんですが、

こんなリスナーもいるんだよ。
程度に留めていただければ幸いです。

さて、次回なるべく早めに更新出来るよう頑張ります。

実は、
嬉しい事ではありますが、
意外と(アルバム発売までの)時間がないので……。


では次項、
『NEVER END』を聴いてみましょう。

超個人的レビュー『SCENE』

と、いう訳で前項の予告通り、
ASKAさんの最新アルバム、

『Too many people』

発売まで、
今までリリースされてきたASKAソロアルバム(オリジナルアルバムに限る)を、
時系列順に振り返り、

勝手にレビューしてしまおう。

という話な訳でありますが、

冷静に考えれば、
過去、『ID』がリリースされた辺りに、
FC及びコンサートのグッズで『別冊ASKA』というムックが刊行されており、

その中で、それまでリリースされたソロ全楽曲の解説が本人によってされてる訳で、

何を今更という感じではありますが、

まぁ、これから書く内容は…、

※あくまで個人の感想であり、
楽曲の質を実証するものではありません。

というヤツなので、

以下、
『いちリスナーの独り言』としてご覧下さい。

では、




SCENE

88.8.21リリースのASKAさんの1stアルバム。
全10曲中、5曲が他アーティストに提供された楽曲であり、
セルフカヴァーの側面もあるアルバム。

CHAGE&ASKAのアルバム同様、
歌詞のブックレットにはASKA本人による散文詩が掲載されており、
その中の詩の一節には鉄腕アトムが登場(正確には、鉄腕アトムのお茶碗)するなど、

今にも通ずるASKAさんのブレないクリエイターとしてのスタンスが見てとれる。

後にアルバム『SCENE Ⅱ』『SCENE Ⅲ』がリリースされた為、
ファンの間では便宜上『SCENE Ⅰ』と言われる事が多い。


音源として、まず思ったのは、
『マスターボリューム小っさ!!』

これは、当時の技術的な限界で、
録音音量を上げすぎると音が割れてしまう為。

よくベースの音がバランス的に小さく、
淡白な音になってしまっていたのもこれに起因する。

そんなところにも時代の懐かしさを感じてしまうアルバム。



♯1 伝わりますか

ちあきなおみ に提供された楽曲。
オルゴールから始まり、その後フルートやピアノの音が一気に音の世界観を広げる。

主人公の女性は純粋が故に自称『悪い女』になる。
だが、これだけ想われる相手は、
果たして不幸か?幸か?
男はいつも無責任です。
ごめんなさい。


♯2 蘇州夜曲

アルバムの中では唯一の他アーティストのカヴァー曲。
世代的には、僕の両親から上の世代に馴染みの曲。

母親曰く、
「この蘇州夜曲は眠くなるわね」
これは原曲と比べてテンポが遅いから、
ではなく、
きっと楽曲からマイナスイオンが出てるからだと僕は思っている。


♯3 予感

中森明菜 に提供された楽曲。
今回を機にそちらのバージョンも聴いてみた。
女性目線の曲を女性が歌うと、やはり強い。
ASKAさんとは別のベクトルで気持ちが持っていかれる気がした。
個人的には、ASKAさんと交遊関係の繋がりがある天海祐希さんにカラオケボックスで歌ってもらいたい曲だと思う。


♯4 MY Mr.LONELY HEART

87.9.21リリースの記念すべき1stシングル。
友人に聞いたところ、
特に注釈はないが、レコードのシングルバージョンと若干アレンジが違うそうだ(間奏のドラムがあるかないか程度)

本人も出演したドラマの主題歌。
ASKAさんは伊藤俊輔(伊藤博文)役で出演。
って事はASKAさんは、
後の初代 総理大臣と言う訳である。
演技に関してはノーコメント。
意外にも、ASKAさんの楽曲の中では唯一の『耳を出していない』髪形の時代の楽曲。
だから、演技に関してはノーコメントですって。


♯5 夢はるか

後述の楽曲『MIDNIGHT 2 CALL』のカップリング。
この曲の話題を目にする度、
歌詞の原案の立松和平さんの話が出てくるが、
僕はそれより、この楽曲の演奏がTHE ALPHAだという事の方が気になる。
バンド畑だけあって、硬質なバンドサウンドだと思う。


♯6 SCENE

アルバムのタイトル曲。
小気味よく刻まれるピアノのリズムがイメージを沸き立たせる。
僕のイメージは自転車で並木の坂道を下る感じ。
同様にリズミカルなストリングスがセピア色的な背景を演出してる。
『場面』というタイトル内容が本当に似合う楽曲だと思う。


♯7 ふたり

少年隊 に提供された楽曲。
僕の中ではこの楽曲のイメージはASKAさんより少年隊(とくに東)のイメージの方が強すぎて…。
だって、バラードであんなキレッキレに踊られても…。
とくに東とか、
東とか東が…。


♯8 今でも

テレサ・テン 提供の楽曲。
つい昨年。
父親の運転の車に乗っていた時、
何気なく聴いていた父親のCDから、
どこかで聴いた事のあるメロディーが流れ、
「あぁっ!!!」
と、大声を出した僕に驚いた父親が、
ハンドル操作を誤り、危うく全力でクラッシュしかけた、いわく付きの楽曲。
テレサ・テンさんのバージョンでした。


♯9 最後の場面

本来、CHAGE&ASKAのコンサートだけで歌われていた楽曲だそうで、
発表の際に、CHAGEさんがCHAGE&ASKAで出さなかった事を悔しがったとか悔しがらなかったとか。

ラストにかけての、
相手の男性がドアを出ていく描写を、
これだけ感情豊かに歌い上げるミュージシャンはそうそう見かけない。
豊かすぎて、少しおっかない。


♯10 MIDNIGHT 2 CALL

88.7.21リリースの2ndシングル。
シブがき隊 提供の楽曲。
アルバムの最後を彩る楽曲。

カラオケに目覚めた中学生時代。
ちょうど手に入れたCDがこの『SCENE』だったので(リアルタイムではなく発売して数年後)よく歌っていた楽曲。
今にして思えば相当にマセた小僧である。
周りの連中はミーハー気味に『YAH YAH YAH』だった中、
これを選曲して歌った僕はかなり浮いていたのだろう。
今だに連中のポカーンとした顔は覚えている。

そしてASKAさんが以前、
「誰もが経験するシチュエーションじゃないかな?」
的な発言をしていたが、
僕にはトンと、そんな経験はない。
かかってくるのは、仕事の電話ばかりである。
モテる男はやはり違うものである。




以上、初レビューでしたが、
どうでしょう?

やはり僕の文章力の性質上、
長文になってしまうのと、
予想以上に自分の事柄ばかりだった事に、
自分で驚いた(笑)

でも、まぁ、こんな感じでしょうか?

引き続きレビューしていきたいと思います。
読んで懲りない方だけ(笑)お付き合い下さい。

では、次項。
『SCENE Ⅱ』を聴いてみましょう。

そっか

と、深夜のお仕事中に唐突に思った訳であります。

けっこう周りの人からすればどうでもイイお話。


ASKAさんが嫌疑不十分で不起訴となり、
その後、ワイドショー番組『バイキング』を半ば巻き込む形(笑)で、

『700番 二巻三巻』
『Too many people』

を出版、リリース…と、

2月に入って怒濤のラッシュをかけてる訳ですが、


根本的に、ミュージシャンASKAが好きな僕は、
アルバムありきの上で、

本を読もうとしている訳であります。


だから、本の発売日よりは当然、
アルバムの発売日の方が僕には大事。


その日まで、ウキウキウォッチング(そろそろ死語か?)な日々な人なのです。

うん。
前置き長い(笑)



で、本題。

今までCHAGE&ASKAASKAと、
人生の半分以上、リスナーとして聴いてきて、

『良い曲だなぁ…』

と、思いながら、

それで、その曲がどう自分の人生に絡んできたか、
考えた事が無かった事に、

今、気づきまして。

ちょうどアルバム発売までの期間、
良い機会なんで、
ちょっとASKAさんのアルバムをレビューして振り返ってみようかな?

と、思い立った上での『そっか』という訳です。


なので、もはやASKAさんの話しかしていないブログですから(笑)ちょっと頑張って、
僕なりのレビューを、

ASKAさんのソロ。
オリジナルアルバム毎に『個人的な思い出(?)』
を踏まえた、
音楽的には全然役に立たない内容(笑)で、
しばらく綴っていこうと思います。

このブログを覗いて下さる数少ない稀有な方々に向けた独り言の様なレビュー、

どうぞしばらくの間、お付き合い頂ければ幸いです。


では、次項。
時系列では最初のアルバム、
『SCENE』から聴いていく事にしましょう。