BASSO memo

ブログ兼備忘録としてのメモ帳みたいなものです

超個人的レビュー『ASIAN TOUR IN TAIPEI』後編 訂正有り

前項から、少し間が開きましたが後編です。
(ちょっと、その間に仕事がとんでもない事になってたもので…)



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ジブリによる『On Your Mark』のMVで、
無事、ヒロインを空へ帰した後(笑)
暗転した会場から、
徐々にフェードインして聴こえるギターの音と共に
流れてきた曲はこれでした。


♯13 Something There
イントロのドラムの直後に聴く事のできるベースのフレーズは、
今だに僕の好きなベースフレーズのトップ3に入ります。

そのくらい I LOVE YOU です(笑)



弦楽器隊とフォーメーションで動くCHAGE&ASKAは、
後述のロマンシングヤードもそうですが、とてもショーアップされていて、
今回の舞台のセットの豪華さもあって、
非常に格好いいです。



♯14 Mr.ASIA
ある意味、今回の作品に於いても、
表題曲なのではないでしょうか?
ASIAN TOUR…な訳ですし。


楽曲の構成は、
電子ピアノのイントロから入るお馴染みのライブアレンジです。

でも何故、











曲を1コーラス半に編集した!?










これに関しては96年版、01年版のみならず、
楽曲完全収録を謳っているBOX版に於いても変更が為されていないポイントです。


当時のライブの記憶で、
初めて観に行った時、
ラストサビの『We are the Mr. …』の部分で、
ブレイクが入る事を知らずに、
僕は全力で『エイ……!!』と歌い進んでしまった少し気恥ずかしい記憶があります(笑)



映像の方では、編集の繋ぎが綺麗に纏まっているので、

気にしてないと、まんまスルーして聴き終わってしまいます(笑)




ー訂正ー

後日、BOXセットを観直したら『Mr.ASIA』フルコーラスになってました(笑)

訂正します。
スミマセンでした。




♯15 モナリザの背中よりも
オーディエンスとの一体感が盛り上がりをみせる曲でしょう。

通称『モナリザダンス』はライブツアー毎に違うようですが、

僕がカラオケで踊るのはこのライブのバージョンです(笑)



ライブバージョンのラストサビ前のブレイク(分かりにくいなぁ…)
要はドラムの『ダン・ダン・ダン・ダン』の後ですが、

ちょっと生の小劇が入ります。


内容は、
CHAGE&ASKAがライブの為に、
現実に戻っていた時間が、一杯となって、
天に戻る鐘が鳴り響いてしまうというもの。

天に戻ろうとする2人。
それに対して、
オーディエンスの当然の『エーーー!!』


ASKA台詞

ここで戻らなかったら、
ここにいる皆の時間の流れも歪んで、
元通りの暮らしに戻れないかもしれないんだよ?
(こんな内容の台詞だった気がする)


それでもいいのかい?
『いいーー!!』

一緒に付いてきてくれるかい?
『付いてくーー!!』

じゃぁ、いくよーー!!
『キャーーーー!!!!!』

1・2・3・4!!
LA LA LA LA……♪


概ねこんなだったと思います。
軽いMCも兼ねているので、
CHAGEさんも暴走してネタをやってた記憶があります。
星 飛雄馬の姉の物真似とか(笑)

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まぁ、演出もろとも全力でカットされていますが、
巨人の星』の知識がないであろう海外でもやったそうです。
ファンクラブにて配布された記念ビデオ『感謝』の中で、
ツアー最終日(沖縄)のそのシーンがちょっと収録されてました。
(その中では、スタッフによる本気の悪ふざけが見れる)


♯16 僕はこの瞳で嘘をつく
格好いいですよね。
うん、格好いい(笑)

もう何も言えません。
歌から、片手の回転倒立から、

もう完璧です。
間奏のアレンジが特に好きですね。

そして曲終わりの流れのカウントからの、


♯17 YAH YAH YAH
です。

もう、ここら辺の一連の盛り上がり曲の持っていき方はお手のもの、
と言うか、隙がありません。

まんまとハマります。

ただ、個人的には気になるポイントが一つだけ、

一つだけ、

あるんです。












何で、その色のコートにした?











群青と深緑って……。


♯18 can do now
手数王こと、菅沼孝三さんのドラムソロ(うーん千手観音♪)の後のこの曲。

原曲より、しゃがれたシャウトが男っぽさを増してます。
今考えると、
この頃から、より男臭い『大人っぽさ』を意識した曲が増えた気がします。

格好いいんだけど、それだけじゃない。
と言えばいいんでしょうか、


いい意味(?)でスマートじゃない不器用な曲、
敢えて洗練されてない無骨な曲。


僕がリスナーとしてそういう風に意識した、
最初の曲ですね。


♯19 ロマンシングヤード※
またカットされたCHAGEさんの曲(笑)

『Something There』と違って、こちらのフォーメーションはもう馴染みがある感じですので、
目新しさは無いのですが、

印象に残ってるのは、このシーン。



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クレーン高ッッッ!!
そして、ここでしかクレーンあげてないのに何故カットった?(笑)

当時、知らずにビデオを買った人は、
背表紙のこれは一体どのシーン???
と思う事でしょう。

正解は『収録されてません』(笑)


♯20 LOVE SONG
曲目にはエントリーされていますが、
立ち位置的には、次に続くラストの『On Your Mark』への序曲と言った趣です。

アカペラ調のLOVE SONGは恋人間の恋愛というよりは、

もっと俯瞰的な人間愛と言ったものを表現しているようで、

曲前にあったMC(当然、全部中国語)の、



僕たちの間(台湾と日本)には海があるけど、
僕は、その海の事を『少し大きな河』と呼びたい。

そう呼ぶ事で、僕たちは今より近い友達になれる。



この話を曲で体現しているような気がします。


たった今思ったこと。

今のこのタイミングで、
どっかの国の将軍が聴いてくれたらいい気がしました(苦笑)


♯21 On Your Mark
大団円。

ASKA固めのオンパレードです(笑)
CHAGE&ASKAのライブはこれのみならず、

他のライブに於いても、
ラストの曲は、その日のライブを走馬灯のように思い出させる曲が多い様な印象で、

同じ曲でもライブ毎で違った聴こえ方をするイメージがします。

総括的な話になりますが、
この『MISSION IMPOSSIBLE』のツアーは、
僕が思う個人的な感想としては、


CHAGE&ASKAの『見せる』ライブとしては、
それ以前の『太陽と埃の中で』のライブ辺りから始まる大掛かりなセットを含めての、

ショーアップされたライブの『集大成』なのではないかな、と思っているライブです。


これ以降のライブでは、より一層『聴かせる』に、重きをおいたパフォーマンスにシフトチェンジしているのではないかと考えるからです。


どちらが良いと言う訳ではなく、
『魅せ方』の違いだと思いますが、
CHAGE&ASKAの楽曲としての深さをより追及して表現するライブへの変化。



結果論ですが、
その前の総決算として、このコンサートツアーだったのではないかという感想です。


そういう見方をした時、この『On Your Mark』も、
また違った見え方をすると思うのですが、
如何でしょうか?



そしてライブは終わり、
天国への階段を昇り、
エンディングムービーへ…。




♯22 ENDING MOVIE
階段を下る前の、
天国と地上の中継地点に戻ってきたCHAGE&ASKAの2人。
それを見つけて近寄ってくる天国への案内人。

いやいやいや、もう何よ、CHAGE&ASKA最高!!

何故か感動してる案内人(笑)

もう全部やりきったから天国へ案内してくれ、というASKA達に案内人は、
もう一度、生き返って地上に戻れと言う。


生き返ってCHAGE&ASKAを続けろ、と。


それは今日で定年だった案内人にもペナルティリスクがある行為だそうだが、

それを心配(?)するASKAに案内人は、

オープニングムービーで、
ライブの為に生き返らせろと言い寄るASKAが言った台詞を真似て、

『堅いこと、言うなよ』

と言って颯爽と去っていく(吾郎カッケー!)
ドラマ主題歌の『めぐり逢い』を口ずさみながら(笑)


そして生き返る為に光の中に走り出す2人。

そしてスタッフロール。





最後に振り返って、



『See Ya!!』














ちゃんちゃん♪
と、なる訳ですが、

一つ。





お忘れではないでしょうか?


多分、オープニングムービーを見た10%程度の方が持ったであろう疑問。



オープニングムービー中、
CHAGE&ASKAの2人は、
ヘリコプター(リアルキャスト航空)に乗ってライブ会場入りする途中で事故にあいました。



…………うん。










ヘリコプターのパイロットはどうなった?













以上、レビューでしたが如何でしょう?

今回、初のオール記憶頼み(笑)
細かい差異はどうぞご寛恕下さい。




次のレビューはいつでしょう?(笑)


僕はこれから知人に取り寄せてもらった、
『the ALPHA』のCDを聴きます(笑)

ではまた次の作品で。