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BASSO memo

ブログ兼備忘録としてのメモ帳みたいなものです

超個人的レビュー『SCENE Ⅱ』

本当はもう少し早く更新したかったんですけどねぇ。

仕事やら、友人の家の引っ越しの手伝いやら、
何やらで今に至ります。

さて、そんな訳でありまして、
レビュー第2弾。

『SCENE Ⅱ』であります。
前項があまりにも前置きが長かったので、

サクッと本題に入りましょう。

※あくまで個人の感想であり、
楽曲の質を実証するものではありません。

では、





SCENE Ⅱ

91.6.5リリースのオリジナルアルバムの2作目。

前作『SCENE』から3年を経て世に出た今作は、
ミリオンヒット作『はじまりはいつも雨』を含む全10曲から構成されており、

その後、発売されるCHAGE&ASKAの『SAY YES』の大ヒットを受け、さらに販売枚数を伸ばし、

結果、ASKAのミュージシャンとしての立ち位置を不動のものとした。


前作同様、10曲中5曲が他ミュージシャンへ提供された楽曲のセルフカヴァーであるが、

今作は前作と比べ、
男性目線で書かれた楽曲が目立つ為、
よりASKA本人のキャラクターに近い印象を受ける。


この作品の段階で、もう結構いい年齢の大人な筈だが、

歌詞ブックレットの中の、
真正面からの笑顔の写真が半端なく『無垢』な表情を見せ、

乙女のみならず、男ですら落とせそうな、
殺人級の攻撃力を持っている。


♯1 はじまりはいつも雨

91.3.6リリースの楽曲。
説明不用の紛れもなく代表作。

…の筈なのだが、
僕の場合は、少し苦い思い出の曲。

遡ること十数年前、
当時、僕が勤めていた会社での忘年会。
男だけの職場だったもので、
場所がいわゆるスナックで開かれ、

カラオケで聴こえてきたのがこの曲。
他の団体客のオッサンが歌っていたんですが、
まぁ、ひどい訳でありまして、
2コーラス目のAメロが1コーラス目と同じメロディーで歌われ、
音は外すわ、近くの関係ないオネーチャンにちょっかい出すわ。

お世辞程度の拍手で歌い終えた後、

偶然歌う順番が回ってきた
『イライラして若かった僕』は、
また『はじまりはいつも雨』を入れ、
バンドのボーカルの全身全霊全力で歌いきって、

拍手喝采をいただいたと…。

うん。
今思えば本当に若かった。
オッサンごめんね(笑)


♯2 けれど空は青 ~close your friend~

ムック『ぴあ&ASKA』に於ける、
ファンが選ぶ好きな曲のランキングで、
2位に選ばれた楽曲。

実際に歌ってみると恐ろしいほどの、
ASKAさんのポテンシャルを実感させられる曲。

オリジナルですでにトップクラスの難しさなのに、
後のコンサート、
ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008"SCENE"』
での同曲は、
そのハードルをさらに上げてくるという、
もはや僕には拷問じゃないか?
という完成度を誇っている。

僕は、いつもラストサビ前のDメロ『いつもの空~』の部分でチアノーゼに陥る。


♯3 Love is alive

当時は珍しかったASKAさんと女性のデュエット曲。
岩崎宏美さんも歌の上手いボーカリストとして定評があり、
優しい歌声だが、ピッチは正確に合わせてくる。

ASKAさんの場合、
この曲に限った話ではないが、
キーのレンジが広い為に、
キーを下げても、上げても逃げ場が無いほどに苦しくなる。


♯4 DAY OF DREAM

僕は思うに、
ASKAさんは歌詞の表現を抽象的に描くことで、
想像を相手に委ねるタイプの作詞家だと思っている。

が、テーマのせいか、
比較的現実的な表現がこの曲には多い気がする。
(それでもいわゆるASKA特有の言葉まわしは見つけられる)

名前は先に入れたよ
という表現が、
昔は感じなかった結婚した今、
かなり感触として、リアルだったりする。

ブルブルッ。


♯5 恋

日野 美歌 に提供された楽曲。
今、巷を賑わせている星野 源さんの楽曲と同名だが、
こちらの楽曲ではさすがに踊れない。

女性の恋の切なさを歌った曲というのはわかるんだけど、

僕の理解力の足らなさ故か、
この主人公の女性は一体どうしたいのだろう?
と、ちょっと考えてしまう。

乙女心を掴むには僕は修行が足りないようです。


♯6 都会の空

高橋 真梨子 に提供された楽曲。
曲も詞も、提供する以前からあったそうですが、
ASKAさんの歌声を通して、

この曲では聴いた事のない、
高橋 真梨子さんのシルエットが見え隠れするのは僕の気のせいでしょうか?

強いけれど寂しい、
そんな大人の女性が見えるのです。


♯7 風の住む街

中村 雅俊 に提供された楽曲。

『(100中の)75ネットリ』

音楽バラエティ番組『HEY HEY HEY』でASKAさんの歌唱法を単位化したCHAGEさんの評。
(正確には番組閲覧者の質問に答えた結果)

だが、この曲を歌っている中村 雅俊さんもなかなかの高得点のネットリである(笑)

『MUSIC FAIR』にて、同曲でASKAさんと共演されているのですが、
ラーメン二郎も真っ青な野菜増し増し、ニンニク増し増しなネットリでした。

ブレスケアは忘れずに…。


♯8 PLEASE

光GENJI に提供された楽曲。
この曲は珍しく、
僕がCHAGE&ASKAを知る前から知ってた楽曲。

ASKAさんのバージョンと聴き比べると、
光GENJIは少年ぽく(当時は実際に少年だったが)純粋な感じで表現されているのに対して、

ASKAさんは父性、と言うのだろうか。
包み込むような優しさを感じる。

どちらも聖歌のイメージだと思うのですが、
僕はASKAさんのバージョンがしっくりきました。


♯9 君が愛を語れ

牛若丸 三郎太 に提供された楽曲。
嘘です。
時任 三郎さんです。

前述の『はじまりはいつも雨』のカップリング。

この楽曲をBGMに時任さんがTV本体のCMをやっていた記憶があるのですが、
今、調べたところ日立の『革命児』と言うTVだそうです(すごい名前だ…)

そのCMで何故か暴れん坊将軍のように馬を駆ってる時任さんが異様に頭に焼き付いてまして、

名曲なのに、
名曲なのに、
今だに牛若丸 三郎太が出てくるのです。

余談ですが、時任さんの『君が愛を語れ』ですが、
カップリングはCHAGEさんの『Reason』です。
(表記は『REASON』)


♯10 止まった時計

薬師丸 ひろ子 に提供された楽曲。
過去の恋愛を女性目線で振り返った曲なのですが、
この曲の主人公の女性の語る『あなた』

僕、この『あなた』はASKAさん自身なんじゃないか?
なんて、思うんです。

基本、作品の登場人物と、
本人は別物と思う人なので、
安直にコメントするコメンテーターみたいで嫌なのですが、

ただ作品はゴーストライターが作ったものでもない限り、
どこかに自己投影される部分があり、
そして、それは自分の発想を越えることは決してないものと言うのも事実だと思っています。
(作品の質の話で感想のことではない)

そう考えれば、この曲はASKAさんにとって比較的私小説的な部分があるんじゃないか?

と思ってしまう。

同時に主人公の女性も多分、
ASKAさんの心の声なんじゃないかなと思います。

そう考えれば、また別の角度からの楽曲の良さが見えてきませんか?

ASKAさん自身、
この曲はとても好きなようで、

後に発表される『ASKA the BEST Selection 1988-1998』の中でも、

ニューバージョンとして、
アルバムの最後を飾っています。



いかがでしたでしょう?

基準が僕自身になってしまうので『いかが』もナニもないんですが、

こんなリスナーもいるんだよ。
程度に留めていただければ幸いです。

さて、次回なるべく早めに更新出来るよう頑張ります。

実は、
嬉しい事ではありますが、
意外と(アルバム発売までの)時間がないので……。


では次項、
『NEVER END』を聴いてみましょう。